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    ギリシア神話では美少年ガニメデスの姿といわれています。

    ガニメデスは、トロイのイーダ山で羊を飼っていた美少年とも、トロイアの王子ともいわれ、その身体は永遠の美と若さを表す金色に輝いているほどでした。

    そこで大神ゼウスはその美しさを愛で、ある時大きな黒鷲に姿を変えて、少年をさらい神々の酒盛りの席の小姓役をつとめさせることにしたといわれます。

    もう1つの伝説は、プロメテウスの子デカリオンであるとする神話です。

    世界が青銅の時代を迎えていた頃、人々は悪徳に溺れ、互いに争っては殺し合いをしていました。

    それまで地上で暮らしていた神々は一部を除いて天上界へ去ってしまったので、地上はますます荒れ果てていってしまいました。

    その頃大神ゼウスは世界のあまりの惨状に、天災を起こして世界の人々をすべて滅ぼそうとしていました。

    そんな荒れ果てた世界にあって、プロメテウスの息子デカリオンとその妻ピュラだけは心正しく、彼の領地であったテッサリアを節度をもって治め、神々を敬うことも忘れていませんでした。

    プロメテウスはゼウスが世界を滅ぼそうとしているのを知りました。

    そこで、息子デカリオンとピュラだけは救いたいと考え、デカリオンに「箱舟を造ってその中に逃れよ」と神託を下しました。

    デカリオンは言い付けに従って箱舟を造り、妻と共に乗り込みました。

    やがて天災は訪れました。

    ゼウスは雨を呼ぶ南風を遣わして、おもうさま暴れさせ、低くたれ込めた雲を絞っては雪崩のような雨を降らせました。

    河の神達にも命令を下すと、河はあふれ出し洪水となって地上のすべてを押し流してしまいました。

    この洪水は9日間続き、人類で生き残ったのは箱舟に乗ったデカリオンとピュラだけでした。

    やがて箱舟はパルナッソス山の頂きにたどり着き、2人は無事を感謝してゼウスに供物を捧げました。

    しかし、世界で生き残った人間が自分たちだけだと知ると、どうやって再び人類を栄えさせればいいのかデカリオン達にはわかりませんでした。

    そこで2人は法の女神テミスに祈り、どうしたらいいかを訪ねたのです。

    するとテミスは「頭を布で覆い隠し、大いなる母の骨を歩きながら後ろに投げよ」と神託を告げました。

    デカリオン達は母の骨を投げるなどという恐ろしい行為をせよ、という神託に愕然としました。

    しばらく考えた末デカリオンは、「法の女神がそのような行為をせよというはずがない、これは大地を大いなる母と見て、その骨とは大地を形作る岩のことであろう」と考えました。

    そして、試しにそばに落ちていた石を肩越しに放ると、その石は見る見るうちに柔らかくなって人間の姿へと変わっていったのです。

    2人は人類が再び栄えるであろう喜びに満たされ、多くの石を抱えて投げました。

    デカリオンの投げた石からは男が、ピュラの投げた石からは女が生まれ、こうして再び人類は増えていったのです。

    この後、デカリオンは人類の第2の祖としての功績を神々に認められ、天に昇って水瓶座になったといわれています。

    言うまでもなくこの伝説は旧約聖書のノアの箱舟に酷似した内容となっています。

    これはこの2つの話しの間になんらかの関係があるか、もしくはもともとは1つの話しであったのではないかといわれています。


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